2009年12月13日

『パパ大好きだよ。』

おいおいビックリしたなぁ。
一昨日だよ。
早めに事務所?(珪藻土の館)に帰ったんだ。
そしたら
息子が幼稚園から帰ってきて
うれしそうにしているではないか!
そんでね。
恥ずかしそうに言うんだ。

『パパ大好きだよ。』
って・・・・・・・・・。

『とうとぅ。パパも大好きだよ。』

うれしぃーっ。
怒ってばかりだったパパは
そんなふうに言われて
本当にうれしかった。

実の息子なのに
抱いてもなかなくなるまで
実に1年4ヶ月。
そりゃそうだよなぁ。
家にいないんだもん。

ゴールデンウィークでうちに居たら
三日目くらいに慣れたみたい。
それからもっぱらしつけ係。
だから
今度は怒ってばっかり。

最近ね。
怒っても伝わらない。
ってこと感じ始めて
特に子供達には怒ってないかな。

だって無邪気に遊んでる。
その無邪気さがかわいいんだもん。
ただ見てるだけで
うれしいなって。

あんまりだだをこねられると
もうっ!
ってなっちゃうけど。
子供が5歳近くになって
やっと
わかってきた。

『好き』
ってのは
すごく純粋で
評価とか判断とか入らない。

この間
ある工務店さんに言われた。

『森本さんはその仕事の仕方はすごいと思うけど
 決めつけてないですか?
 塗り壁ならエコ・クィーンが一番いい。
 断熱材ならウールブレスが一番いい。
 電磁波対策はオールアース住宅が一番いい。
 本当にそうでしょうか?
 もしそうだとして
 他のもっといいものが出てきたときには
 どうするんですか?』

この質問。
悩む人は人間不信になる人よね。
いいものって言われるものがでてくるたびに
情報の中で揺れ動く。

僕の場合は
新たな条件がでてくると
それだけ楽しい。

もっとすごくいい素材がでてくるとしたら
よりいいエコ・クィーンも産まれるかもしれないわけだし。
僕の物差しの中で
最も居心地のいい空間を作れるのはエコ・クィーンだと
いままで経験した壁の中で判断している。

逆に施工者側。
左官屋さんの立場に立って
もっと効率のいいのは四国化成さんかもしれない。
四国化成さんも珪藻土って名前の壁を売ってるんだけど。
四国化成さんの材料ってのは
施工時間が長いので少ない左官屋さんでも
大きな壁を塗ることができるし
冬場の色むらの心配も無い。

あくまで
何を重視するかってこと。
ボクはあくまで居心地重視。
空気の質とか保温性,調湿性を重視する。

ボクは僕の物差しで勝負する。
だから
僕の選択って言うのが存在する。

だから
他の素材と比べていいとかってのは
あくまでも僕の物差し。
そしてこの物差しをわかってくれる人に伝える。
これでいいのだぁ。

それが僕の信用。

では
もっといいのができたらどうするか?

この質問に対しても
物差しなのね。
いい部分があれば悪い部分もある。
例えば
エコ・クィーンは割れやすい。
ボードのつなぎ目がクラックになりやすい。

だから
大工さんに頼んで
ボードのジョイントの固定方法も指定するし
ジョイントの埋め方。
目地の埋め方なんかも
手間をかけて割れにくくする。
デメリットを施工で補う。

そう。
他の部分で優れたものができたら
それはそれでうれしいこと。

この塗り壁の世界に
住む人が喜べる壁が多く産まれることは
業界の繁栄にも繋がる。

そして
そのときに僕の物差し。
『好き』
がでてくる。

僕の好きなもの達として
エコ・クィーンを伝える次代がくるんだよ。
それだけ。

好きってのは
ピュアですから。
説明が要らない。

と言いつつ長い説明をしてしまった・・・。