2009年8月 6日

不思議な電話。(リクルート編)

昨日、正社員の採用はしてますか?
って言うメールが来た。
きっと、
正社員の募集はしてますか?
ってことだろう。
質問にストレートに答えると
正社員はもちろん採用してますよ。
って事になる。

もちろん
インターネットの世界ですから
数百キロ離れた場所からのお便り。
うれしい?ではないですか・・・
でもね。
若い人が働きたい。
ってのは本当にうれしい。

そこで
電話をした。
 『もしもし・・・』
『空間工房の森本と申しますが』
 『はい・・・』
『○○さんでしょうか?』
 『はい、○○です。』
『こちらにメールを頂いたんですが、どういったことでしょうか?』
 『そちらは正社員をとられてますか?』
『すいませんがどうしてウチにご連絡をくださったんですか?』
 『建築、土木、造園などの仕事がしたいと思いまして・・・』
『土木、造園の仕事がしたいんですね。』
 『いえ、建築も・・・』
『で、何を見てウチにご連絡をくださったんですか?』
 『リクナビか・・・ハローワークか?』
『リクナビはウチは出してませんよ。』
 『そちらの会社はどこにあるんですか?』
『あの・・・。ウチがどこにあるか知らずに連絡したんですか?
 ネットを見たのであればウチがどこかはわかるでしょう。』

『まぁ、いいでしょう。
 で、あなたが給料を支払うとして
 どんな人を雇用したいですか?』
『あなたが自腹を切ってあなたの代わりに仕事をしてくれる人を募集します。
 給料は平均でいくらですか?』
 『15から16万円くらいです。』
『ではあなたがそのお金を払って人を雇うとして
 どんな風に電話に出た人を雇いますか?
 プルルルルル、プルルルル。』
 『あのどうすればいいんですか?』
『あのね。電話に出たときにどんな風になんと言って出た人を雇いたいかですよ。』
 『はい。』
『プルルルルル。』
 『もしもし・・・なんと言ったらいいんですか?』
『だからそのあとにどういう風に電話に出る人を雇いたいんですか?』
 『名前をまず名乗ります。』
『そうですね。あなたは先ほど名乗られましたか?
 私はまず名乗りましたよね。』
 『はい。そうです。』
『あなたはいったい何社にメールを送ったんですか?』
 『・・・10社くらいです。』

(すいません。この会話。15分くらい続くので
 途中は省きますけどまだまだ長いんです。)

『ではあと数社電話があると思いますから
 就職されたいんなら次はきちんと名乗って下さい。』
 『はい。』
『つぎに電話に出る口調はどんな感じがいいですか?』
 『どんな感じがいいんでしょう?』
『ですから声は大きいのがいいのか?小さいのがいいのか?
 口調は明るいのがいいのか?くらいのがいいのか?それとも楽しそうなのがいいのか?』
 『声は普通がいいです。で、明るいのがいいんですか?』
『声は普通でそうですね。明るい方がいいでしょうね。』

『でね。あなたは毎日何時に起きるんですか?ちなみに今日は?』
 『いつも10時くらいかな。きょうもそのくらいかな。』
『そうですよね。
 ウチは6時に倉庫で朝礼をしてみんな出掛けていきます。
 今日もですから5時には起きてます。』
 『で、何でそんなことを訊くんですか?
  それが就職に関係あるんですか?』
『ですから、僕も貴重な時間なんです。
 あなたも僕と対等に話そうと思うと
 きちんと目覚めた状況で話した方がいいですよね。
 そうです。
 次回はせめて1.5キロくらいランニングしてから
 ご連絡ください。
 そうじゃないとテンションが釣り合いませんから。』
 『ですから
  就職に関係あるんですか?』
『あなた、鼻は利きますか?』
 『それも関係あるんですか?』
『あのね。就職はいつまでにしようと思ってますか?』
 『できるだけ早く・・・』
『本当にしたいのであればいつまでにしたいのか決めて下さい。』
 『でね。鼻はどう関係があるんですか?』
『男には嗅覚が必要なの!
 いいのか?悪いのか?
 本当か?嘘か?
 それを見極める嗅覚が必要なの。』
『とりあえず、ウチがどんなところかわかりました?』

 『なんか熱いなぁとは思います。
  と言うことでより詳しくそちらに伺って
  仕事内容などを見せていただきたいんですが
  距離があるんですが、
  交通費は見ていただけるんでしょうか?』
『あのね。
 あなたから望んでウチを見たいのに
 僕があなたに交通費を出して来ていただくんですか?
 あなただったらどうされます。
 僕に交通費払って下さいます?』
  『そうですよね。』
『あの。
 本気で就職したいんだったら
 どうしたらいいのかわかりましたよね。
 では、がんばって下さいね。
 貴重なお時間。
 ありがとうございました。
 失礼します。』
  『あ。はい。失礼します。』

という感じで。
その方にも言いましたけど
人材は貴重ですから
募集をかけているかどうかではなく
空間工房だけではなくどこの会社も
優秀なやる気のある人材は
いつでも雇用すると思う。

言っとくけど
全然ふざけてるんじゃない。
真剣に話をしてると
こうなってしまった。
彼がどうこうって言うんじゃなく
誰もが
スイッチを持っている。
そのスイッチはどこで入るか
わからないんだなぁ。