2014年7月23日

土壁について。

先日、蒜山高原にある蒜山耕藝さんで
土壁を塗るワークショップがあったので
参加してきた。

蒜山耕藝さんは蒜山で自然農を営む農家さんで
思いを発信されていたので
以前から知っていた。
岡山には自然農や民芸、その他にも
ものづくりに取り組まれるステキな方がたくさんいる。

今はすごいよね。
その人たちを
ボクよりもブログやFacebookで
なおみさんのほうがよく知っていたりするのだ。

彼らは
なんかやわらかい存在の仕方をしているように
ボクは感じていて
彼らの話も聴きたかったし
なにより
今、土壁に惹かれている。

土壁に対しては
友人のあきらさんも和歌山のデュニヤマ・ヒルで
アースバック建築やストローベイルで家を建てていたので
そこでも体験をしていて
ほんとうにすごい可能性があると思う。

ちょっと長くなるんだけど
この土壁のワークショップの講師をされるのが
倉吉の佐治左官さんでこの方とも面識があったので
ほんとうにこれもご縁と
わたし自身、恥ずかしながら
ワークショップに喜んで参加した。

そう。
恥ずかしながら・・・。

なぜなら
きっと
ボクは左官のプロと思われているから。
人からどう思われようと構わない。
とは言え

ボクは珪藻土の壁を本業に
自分自身もコテをもち
壁を塗っているから
左官職人として紹介されることもあるけど
ボク自身はそのことを否定してきた。

なぜなら
左官職人に弟子入りしたこともない上に
職人という言葉に
ある種の聖域のようなものを感じているから。

ただ
そんなことを言っている場合ではなく
今が在る。

職人不在の時代とも言える気がするから。

ボクはあえて言うなら
珪藻土のプロであって
左官のプロではない。

そして
職人としては
上塗りの専門職なのだ。
通常、上塗りと言えば1ミリから5ミリくらい。
1センチ以上塗ることはまずない。
しかし
今回は荒壁塗り。
ジャンルが違うんだ。

こう例えるとわかりやすい。
ボクは習字をやってるけど
ボールペン習字で
毛筆はしたことがないって
そんな感じ。

ただ
ほんまにおもしろいわぁ。
これはやるべきだな。

僕の中で
今までやってきたすべてのことが
つながってきて
鏝塗りに活かされてきて
それがまたおもしろい。
宇宙のこと、
意識のこと。
武道、整体
トレガーまですべてが融合してきてる。

ちょっと話を戻して
土壁。
これはほんまにええ。
DNAレベルでええってわかる。
ただ実際に住むとなると
快適にって今のレベルで思うと
断熱材と併用したいし
土壁だけでやるなら
ボクは22センチ以上塗ってほしい。

この22センチも佐治さんから教わったんだけど
地面の22センチ下は一年中温度が一定なんだって。
すごいでしょ。

ボクの実家も
土壁だったけど
普通の土壁の家はめちゃくちゃ寒いって
そう思うんだ。
そりゃそうだよね。
22センチ欲しいのにあってもせいぜい8センチとかだもんね。
だから
そこにはアイデアが欲しいよね。

調湿力についても
保温力についても
土には期待できる。

問題はコストと
表面の仕上げの問題。
だから
珪藻土の出番ってなる。

漆喰については
耐久性と意匠性は土壁に勝るけど
呼吸性、調湿性は土壁に劣ると思う。
そのくらい土壁はいいんだ。

ただ
漆喰には大きな魅力があって
だから
珪藻土と漆喰のコラボ。
素材としての珪藻土は
調湿性、呼吸性、保温性。
すばらしい特性がある。

そうそう
珪藻土の壁って言っても
ほんとに千差万別。
すべてが成分から特徴まで
まったく違う。
だから一言ではまとめちゃいけない。

正直、お勧めできない壁もけっこうある。
もちろん
ボクがお勧めしないだけで
住む人がそれでよければ
それでいい。
でもボクは勧めないけどね。
だからいくら施主さんが塗りたいって言っても
ボクが薦めないものはボクは塗らない。
それはボクのポリシー。笑
そこがみんなと違うわな。
ほんまの職人は
自分のオススメ以外はせんのんと違うかな。
そう思うから
今、職人不在って感じてるんかもしれんけどな。

まぁ
ええもわるいもしてみんとわからんし
本質的には
ええも悪いもないんかもしれん。

だから

今のボクは
全部体験して
知識ではなく体験で
ウレシイを作っていくんだ。
そのウレシイが
ウレシイカベになる。

そう。
一歩ずつ。
一歩ずつ。

そして
あるとき
ジャ〜〜ンプ!!

まぁ。
ぜ〜んぶ
たのしもうよ。
あそぼうよ。




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