2009年3月29日

パタゴニアのズボン。

朝の4時半から起き
お風呂で30分以上読書をし
そして興奮する。

その本は先日からお伝えしている
『社員をサーフィンに行かせよう』
  イヴォン・シュナード著
これは言わずとしれたアウトドアブランド
パタゴニアの創業者の書いた本だ。

今まで僕が思い描いた物。
ぼんやりと考えていたことがはっきりと
明確な物差しで書かれている。
そのことが僕を興奮させている。
例えば 作業ズボン。
この仕事を始める前から
そう言えば学生時代からこんな服を探していた。
それは服を買う。
オートバイを買う。
ガソリン代をと、すべてのお金はアルバイトで稼いでいた。
正直、服を買うお金はほとんどなかった。

だから服は長持ちしてほしかった。
多少高くてもかっこいいのが欲しかったし、
(できれば手頃な方がいい)
現実的にガソリン代とオートバイの修理代と
デートの食事代で毎月のアルバイトのお金は残らなかった。
そんな10代の頃から
僕には一つの疑問があった。

高い服ほど早く痛むのだ。
唯一、Gパン(デニム?)はちょっと強かったが
ほとんどのおしゃれ着は早く痛んだ。
そんななか痛んでもかっこいいんじゃないか?
そう思える服を探して買った。

当時の僕の定番は
アンビルのヘンリーネックにブラックジーンズ。
そしてワークブーツ。
冬でもその格好でジャンバーを着るだけ。
米の配達をしていたら
米屋のおばあちゃんセーターを編んでくれた。
4枚も編んでくれた。
これは今でも僕の宝物だ。

でね。
生地が良くって縫製が良くって
タフでかっこ良くって
流行に左右されなくて
痛んでいく過程がかっこよさそう。
なのだ。
(今回のパタゴニアのズボンが)

でも、この本を読みながら
登山用品や服の開発や社員のこと環境のこと
様々なことを考えながらできていると思うと
なおうれしい。

ちなみに
5か6年前のヒットはデニムの作業着。
なかなかいいなと思った。
これは安かった。

そのあとも
いろいろ探すんだけど
なかなかいいのが無い。
だってほとんど毎日現場だよ。
休みのときのスタイルより
毎日のスタイルの方が大切でしょ。

ここ2・3年はノースフェイス。
これがヒットだった。
ズボン確か5本か6本買ったなぁ。
靴を2足。
ベストを2着。
いいなと思うととことん着てみる。
使ってみる。

このスタンスは
仕事でも遊びでもそう。
それがベストかどうかを追求する。
その時点でベストだと思っていると
それ一色になっていく。

ノースフェイスの方が普通の人はいいのかもしれない。
ちょっとトレンドが入っている。
そのトレンドが苦手なんだな。(実は)
それとズボンが破れるの。
脚立の昇り降りってけっこう多くて
引っかかって裂けちゃう。
ショックなんだよなぁ。

微妙に僕の望む物と違うなって。
別にいいんだよ。
批判してるんじゃなくて
気に入ってる。
ベストなんかも気に入ってる。
軽いしぬくいし。
でも今もっと気になるのはパタゴニアのベスト。

いつも言うんだけど
物の値段がある。
その値段が高くても
それ以上にうれしかったらいいの。

パタゴニアは安くはないよ。
でも大半の商品が物の手間とか品質よりは安い気がするなぁ。
このお得感があるってのがすごい。
あれはちゃんと安物よりも長持ちするとわかるもんなぁ。

今、日曜の朝6時過ぎのリビングで周りを見回す。
お得感のある物を探す。
まず、サカモトのフローリングが目についた。
そうそう。ウールブレスもお得感がある。
エコ・クィーンはもっとお得感がある。
(あの値段であの品質
 他のメーカーは配合がわかっても作れないらしい)
サム・サーラって言うエンジンオイルもそう。
(リッター1000円から1500円であの性能はすごい)
昔のゼニスも割安だなぁ。(今は割高なセレブ用になった)
あー。笠松電機。これは照明器具なんだけどホントに安い。
その上いい作りなんだな。
(これは地職さんって言う設計士さんに教わった。
 でも、安すぎて電気屋さんは売らない。
 売っても利益が無いから。インターネットのみ)

ということで
話がそれちゃったんだけど
パタゴニアの本で
どうやって仕事をしていったらいいのか
勉強してます。

そうそう。
パタゴニアってコアな顧客って

 この人たちは収入を気にせずに
 好きなアウトドアライフを突き詰めて楽しむ
 『ダートバッガー』であり、
 たいていはパタゴニアの服を買う金にさえ困っている。

って書いてあった。
笑っちゃいました。
今のビジネス書は富裕層向けに展開しろ。
って書いてあるのに
何とも親身な会社なのね。

そんなところもウチと似ている。
普通の子育てをする家庭で
子供を温かく育てるために
僕らの壁を塗ってほしいんだ。
もちろん天井まで。
誰でもが塗れる価格設定にしたもんね。
なんだか。
いいね。

生涯保つ。
そんな物作りしていきたいね。